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どうも、神賀♂真人です。

先日、知り合いにこんなことを言われました。

「神賀君って、見た目はかっこいいよね」

どういうことかと、これは。見た目“は”ってどういうことですかと。

「だって中身知ると、ねぇ……?」

その意味深な“ねぇ……?”はなんなんですかと。
まずね、見た目がかっこいいと言われたことはいいと思います。何も悪いことはないでしょう。
でもね、中身のことを貶められてはいませんか?とても失礼なことだと思います。

遠回しに「お前中身はかっこ悪いよ」って言われてるみたいですよね。

これにはさすがの私もご立腹でしてね。かっこいい中身もないのにご乱心ですよ。
それでも、何かかっこいいと思わせられるようなエピソードを言ってやろうと思い、色々な記憶を思い返すんですよ。

たとえば、学生時代のバイトで、お客さんが商品を落として破損させてしまった時。
颯爽と駆けつけ、「お怪我はありませんか?」とまず訊き、すぐに事態の対処ですよ。
謝りつつ落とした商品の代金を取り出そうとするお客さんを制し、「代金は結構です、今後お気をつけください」とね。
……店長に報告してなかったけど、まあ、いいか。

たとえば、学生時代のバイトで、大量にお買い上げいただいたお客さんが、駐車場まで物を運ぶのに四苦八苦。
そこに颯爽と駆けつけ、業務用の代車で車まで運び、お礼をいだたいて「またご利用ください」の一言とともに笑顔で一礼。
……まあ、店員の務めとしては当然のことですよね。

たとえば、学生時代のバイトで、お店でお会計していただいたレシートの金額に応じて引けるくじ引きをやっていた時。
あと数十円分買っていれば一回多く引けるのに!と悔しがっているお客さんを見て、「大丈夫です、もう一枚お引きください」とね。
……バイトなのにこんなサービスしちゃってよかったのかな。

ほら、ね?かっこいいところあるでしょ?どれもこれもバイトの話しなんですけどね。

結局中身がかっこいいと思わせられる決定的なエピソードが見つからず、「見た目はかっこいい」という言葉に何も言えなかった私です。

でも考えてみれば、やはり学生時代のバイトの時。
珍しく早上がりだったので、まだ残っている人達に「お疲れ様です!」と言いながら帰ろうとしたらね。

「神賀君って、声はかっこいいよね」

なんだこれ。昔も“は”かよ。私は昔からこうだったのか。
ちょっと寂しくなりつつも、当時のことをよく思い出してみると、声はかっこいいと言われた日の帰宅中。私のズボンのチャックは開いていたことを思い出した。

あぁ、俺ってかっこ悪い。

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気が利いたり、誠実で真面目なかっこいいところと、ズボンのチャックをしめわすれるおちゃめなところと、あと諸々の気持ち悪さと、いろいろな要素がバランスよく合わさった結果の神賀様なのですよ。
「残念なイケメン」の称号を与えられる日もそう遠くないかもしれませんね。
NONAME 2010/11/15(Mon)12:47:59 編集
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