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七紀です。生きてますよ。
……あっ、死んだように生きてます。
現在はがくでい2と並行して、作曲の基礎と、HSPなるものを勉強中。
取りあえず音ゲー的なものを組み立ててみたりしてます。
追い打ちをかけるように、シナリオライターとして外注の仕事も一つ。
このままでは「死んだように生きてる七紀」が、「生きてるようで死んでる七紀」になってしまう。
これはいかん。もっと心にゆとりを持たねば。
そうだ、旅行にでも行きたいな。遠くの地へと安らぎを求めて旅したい。
旅行と言えばですね。
わたくし、昔から身体を動かすことが大好きなんですよ。
サッカー、野球、卓球、テニス、短距離走、格闘技、色々やりました。
そんな運動神経抜群で非の打ちどころのない私のお気に入りのスポーツですが、
鬼ごっこです。
いまにも鬼に食われん子羊となって逃げ回るのも、
非情な鬼として他者を追い詰めるのも、もう最高。
鬼ごっこといわず缶蹴りとか、けいどろとか大好き。
そういう遊b――スポーツに呼ばれましたら、
全てをなげうって行きますよ。満面の笑みで「行く!」って答えますよ。
学校の帰りに、橋の上から飛び降りるという意味が分からない、頭が湧いてるとしか思えない、
なんの面白みも無い行為にだって付き合います。遊びですらないよこれ。
あれは、いつぞやの大晦日でした。
初詣なんて気分にもなれませんでしたので、家でゴロゴロしてた時の事です。
不意にね、携帯がけたたましくアニソン流すんですよ。メールの着信。
「スパムだったら叩き割ってやるぜ」なんて意気込みでメールを開くとですね、
今では10年ほども付き合いのある先輩からの連絡でした。
「おい、鬼ごっこやろうぜ」
バカじゃないかと。
時は大晦日の夜ですよ? 子供は眠りにつく時間です。
そんな時間に「おい、鬼ごっこやろうぜ」って頭の中にムカデでも飼ってるんじゃないだろうか。
まあ、行くんですけどね。
場所は廃墟と化した幼稚園の敷地内。
色々な遊具が沢山あるので、今やただの公園となっています。
知ってる顔が5人と、そうそうたる顔ぶれ。オマエら鬼ごっこに貪欲過ぎるだろ。
とまあ、先輩たちと共にね、夜の幼稚園で鬼ごっこというイカレっぷりのスタートです。
もう言動も心も子供そのものでした。
良い歳した連中が、色鬼のルール設定に本気だして取り組んでるんですよ。
もう後半(終始)はみんな壊れ気味でしてね、行動が理解できない。
逃げる為に、鬼の財布を楯にするとか意味が分からない。
仲間を生贄にして笑ってるとか、もう意味が分からない。
アスレチックの上に登って、「ルックミー」とか
「帝王はッ! このディアボロだ! 依然、変り無くッ!!」とか言って頭がおかしい。
まあ、ボクなんですが。しかもみんな一般人なんでネタも通じないし。
ディアボロ宣言してるあたりで、
初詣に向かうのであろう女性の一人と目が合いました。死にたい。
一頻りハイになって遊びつくした後、
みんなで初詣→初日の出見ようぜ!→徹夜のフルコンボ。
なんというか、とても印象深い一日でした。
あれから、こんな頭湧いちゃってるメールは送られてきません。
もうみんな、心まで大人になってしまったという事か。先輩結婚したし。
一番仲の良い先輩と、昔からの友達でもあるその嫁。
そして二人の子供と共によく食事をするのですが、
普通の会話で笑い合う度にあの日を思い出します。
「おい、鬼ごっこやろうぜ」
そんな提案をしたい衝動に抗いながら、
今日もせっせとゲーム制作を続けるのでした。