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いつも拍手やコメントをくださいます皆様、ありがとうございます。
皆様の応援を食って生きているバク的な七紀です。

「知っているけどやった事がない」という方も多いと思いますが、
流しそうめんとか椀子そばってあるじゃないですか。
ボク、ああいう食のイベント的なのがすっごい好きなんですよ。
まあ勿論ボクも上記のとおり、知ってるけどやった事がない人なんですけどね。

何より経験してみたいのが椀子そば。
容赦なく補充されていく蕎麦を息つく暇なく食わされるという、
終わりの見えない人生ともいえる椀子そばをどうしても経験してみたい。

しかし、椀子そばなんて何処でもやっているものではありません。
蕎麦屋に行って「椀子で頼むよ」なんて言ってごらんなさい。
茶碗いっぱいの蕎麦湯を顔面にぶっかけられるか、
「すみません、そういうのはちょっと・・・(笑」ってリアルな対応されるのがオチですからね。

それでも、学生時代のボクはどうしても
椀子がしたかった。椀子されたかった。ワンモア椀子とか言ってみたかった。
友人たちとの昼食でコンビニの蕎麦を購入したボクは、
そんな欲望を冷ややかな空気の中、赤裸々に語ったのです。

「じゃあ、やろうよ」

友とはなんと素晴らしき事か。
さっきまでゴキブリでも相手にしているかのような目で見てたくせに、
こうやってささやかなボクの夢を実現させてくれるというのだから。

友たちの友情に涙を拭きつつ、照れくさそうに蕎麦を友人に渡すオレ。
じゃあ頼むよと箸を構えた次の瞬間でした。

ズバシャァッ!!

係の人は昨日なにか嫌なことでもあったの? オレの顔が親の敵に見えたの?
そんな勢いで友人が、大量の蕎麦を器に叩きこむんですよ。
「ちょっ、ま……」
制止の言葉なんて聞いてない。ていうかまだ食ってない、速い、なんのチートだそれ。

蕎麦で山が作られた器を見つめ呆然としているオレに、友人は一言。

「さっさと啜れ」

コイツ悪魔だ。
そう思いつつ、「は、はい・・・」とか細い声で呟くしかないオレ。
必死で啜り、少し山が開拓されると、
続けざまに自らのおかずを椀子していく友人たち。そういうのいいから食えよバカ。供えるな。

初めて経験した椀子そばは、もう地獄の様だった。

あんな経験をしたら椀子そばなんて二度とやりたくないと思うはずなんですか、
未だに椀子そばがやりたくて仕方がありません。ていうかアレ椀子そばじゃない。

人生において経験した椀子そばがあの陰湿なイジメだけかと思うと恐ろしい。
どこかに椀子そばの店とかないのか。
あの忌々しい記憶を消し去るため、そのうちネットで探してみようと思います。


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